お世話になっている京都芸術大学で採点講師を引き受けてから2回目の採点が終わりました。
今回私はイラスト実習2の採点を担当しています。
いつも素晴らしい作品ばかりで採点させていただけて大変光栄です。
学生の皆様は課題提出お疲れ様でした。
今回採点をしてみて、資料をしっかり揃えて制作する工程はとても時間がかかり大変な作業ですが、設定を考えて楽しみながら描かれたことが伝わってきました。
絵を描くにあたって資料を揃えることは建築でいうと土台作りのようなものです。
土台がしっかりしていない建築はすぐ崩れてしまうように、絵の場合は作品に説得力が無いものとなってしまいます。
また、参考資料があると作画作業が楽になります。
今回を通して私自身も資料集めはしっかりやっていく必要があることを学ばせて頂きました。
採点するにあたって素晴らしい点を伝えることは大切です。
私は絵を描くにはモチベーションが一番重要だと考えています。
しかし、間違いや改善点があった場合はしっかり伝えて学生さんの成長につながる講評文を書く必要があります。
失礼なく今後の改善点などを伝える必要があるのでいつも頭を悩ませながら講評文を書いています。
大体一つの作品につき1時間以上は時間がかかっています。
今後採点する作品量が増えていくことを考えると、もう少し短くしたほうがいいと思うのですが、そうすると講評文のクオリティが落ちる可能性もあるので難しいところです。
こうやってブログを毎日続けているのは自分の考えを整理する目的もありますが、一番はこの採点業務の講評文のためです。
短時間で内容のある文を書くこと、正しい文体を使えるようになることなどを目的としています。
2カ月ほど続けてみて今回の採点に少しは役に立ったと感じています。
今後も継続して、学生さんの役にたてる講評ができるように頑張っていきます。
昨日のスコア
12.1p獲得 0.34p消費
獲得合計1351.37p 消費合計332.38p
現在1019.39=30582円
・ルール
集中した1時間毎に1p獲得
娯楽の1時間毎に1p消費
1p=30円
こんにちは、無煙マッチと申します。 普段は漫画のアシスタントをしたり、youtubeで背景専門のクロッキー動画を作ったり、背景の非常勤講師をしています。 元々は漫画家を目指していましたが、背景を描くほうが楽しくなってしまいました。 自分の技術が作家さんや学生さんの役に立てるという喜びが今の原動力となっています。 このブログでは主に私の学習の記録を共有していきます。 学習記録を作ることによる知識の整理と、文章の練習も兼ねています。 誰から見てもわかりやすいように、参考になるように心掛けます。 今日から勉強できる日はこの時間割に沿って行動しています。 今までは勉強しようと思った時、その場で思いついたものをこなしていました。 それだと時間配分も無くダラダラと続けてしまうため、効率が悪かったです。 時間割を作ることで、バランスよく学習できるのではないかと思い考えてみました。 実際に沿って勉強してみると、思考が怠ける事なく学べました。 今後学びたいことが変わればこの時間割も変更されます。 それでは今日行った勉強を書いていきます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・カラー模写 下の写真から1時間でできるところまで模写しました。 私がカラー模写する理由は、素材の質感を学ぶためです。 普段はモノクロばかり描いていますが、トーン仕上げも質感の知識が重要になります。 この絵で意識したことは、接地面の影です。 一番暗くなっている場所は本影(オクルージョンシャドウ)と呼ぶそうです。 また、色付き容器を通過した光が影に色を落とすようにも気を付けました。 上部のハイライトはほぼ白になっていることにも注目しました。 ※参考書籍 建築知識2022年12月号 ・モノクロ模写 読書後はモノクロ模写を2時間しました。 流れは、ラフスケッチ→パース設定→下書き→線画→仕上げの順に行いました。 3点透視図法を使用しています。 この写真の重要な点は、奥のパースと手前のパースが分かれていることです。 ビルの入り口のパースと、手前の階段のパースは別々の消失点に向かいます。 正確に写真通り描く事を意識しすぎるとパースのズレの修正に時間がかかってしまいます。 2時間という制限時間の中で描き切るには、絵として見たときの違和感が無ければ、多少写真と異なっていてもOKという割り切...
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